信州岩波講座/まつもと2016

信州岩波講座では、私たちの身近な問題をテーマに、多くの方々と共に講座を通して学び、問題意識を高めながらより幸せな社会を築いていこうと毎年講座を開催しています。
今年は開講15周年記念として、澤地久枝氏と落合恵子氏をお迎えし、演題を『わたしたちの本音』としてトークいただきます。

 

受講チケットの申込はネットが便利です。

 

 

日時

2016年6月18日(土) 開場13:00 開演13:30

会場

まつもと市民芸術館

受講料

一般1,000円 学生500円

受講チケット購入申込先はこちら

演題

わたしたちの本音

講師

澤地久枝氏(ノンフィクション作家)

ノンフィクション作家。1930年東京生まれ。
幼少期に父親の仕事の関係で満州に移住。戦争末期の学徒動員で、長野県出身者による水曲柳開拓団に入れられて1ヵ月間泊り込みで働く。戦後1年間、「棄民」同然の難民生活を経験し帰国。高等女学校卒業後、18歳で中央公論社に就職。仕事のかたわら、1950年に早稲田大学第2文学部国文科に入学。卒業とともに、力を買われて編集職につくが、持病の心臓病の再発を期に、63年『婦人公論』編集次長を最後に退社。作家五味川純平氏の資料助手として、『戦争と人間』の執筆を助ける。72年に『妻たちの二・二六事件』を出版し、本格的な執筆活動に入る。
徹底的に昭和の歴史を再検証し、時代に翻弄され忘却されていく人々に寄り添うことで、独自の歴史ドキュメンタリーの世界を構築。当事者たちへの聞き取り調査に徹した実証的な著述は、「昭和の語り部」として高く評価されている。「9条の会」の呼びかけ人の一人として、平和の貴さを訴え続ける。
『火はわが胸中にあり』『記録 ミッドウェー海戦』『昭和史のおんな』等の受賞作のほか、『密約』『烙印の女たち』『わたしが生きた「昭和」』『14歳〈フォーティーン〉 満州開拓村からの帰還』など著書多数。落合恵子さんとの共著に最近刊の『われらが胸の底』がある。

 

落合恵子氏(作家・クレヨンハウス主宰)

作家・クレヨンハウス主宰。1945年栃木県宇都宮生市まれ。
日本で初めて女性の側から性暴力を告発した小説『ザ・レイプ』を発表。以後一貫して、女性や高齢者、障がいがある人など、社会の少数派や声の小さい人々の立場に身を置いて問題提起を続ける。アン・モロー・リンドバーグやメイ・サートンなど海外秀作の紹介者としても活躍する。
文筆と並行して、東京表参道、大阪江坂に子どもの本の専門店クレヨンハウス、女性の本の専門店ミズ・クレヨンハウスを開設。併せて安全で豊かな食文化を目指す自然食によるオーガニックレストランを主宰。子どもと家族の暮らしを応援する総合育児雑誌『月刊クーヨン』、オーガニックマガジン『いいね』の発行人をつとめる。
東日本大震災の後、被災地の子どもたちに絵本を贈るプロジェクトHUG & READを立ち上げ、15万冊の絵本を寄贈。原発廃棄を呼びかけるほか、護憲・反戦、反核、反差別などの運動の先頭に立ち続ける。
著訳書・共著多数。最近の主著として『てんつく怒髪』『自分を抱きしめてあげたい日に』『「わたし」は「わたし」になっていく』『おとなの始末』、最新著『質問・老いることはいやですか』など。

 

主催

信州岩波講座/まつもと実行委員会
     〔構成団体〕松本ゾンタクラブ・岩波書店・信濃毎日新聞社・松本市・松本商工会議所・テレビ松本ケーブルビジョン

お問い合わせ

信州岩波講座/まつもと実行委員会事務局

TEL 090-3479-5725

詳細ホームページ

http://www.mcci.or.jp/www/iwanamikouza/

チラシ

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